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自分を好きになる『決心』をする(1)

私たちには、幼い頃から教え込まれてきたボトムライン(思い込み)がたくさんあります。
例えば、「自分は無価値な人間だ」というボトムラインがある人は、幸せになってはいけないという前提の上で日々の生活を送っています。

Aさんには、物事を否定的に取られてしまう傾向がありました。彼女は人から意見や指摘を受けると、反射的に否定された!と思ってしまいます。
Aさんのボトムラインには「自分は愛されていない」「自分は価値がない人間だ」があるからです。
彼女は、意見や指摘を絶対的命令だ!と捉えて緊張します。
すると、「なんとかしなくては💦」という焦りが出てきて、待つことが出来ないのです。
すぐにやらないと、急いでやらないと、しっかりやらないと、ちゃんとやらないと、はっきりさせないと怒られる(嫌われる)!!と思ってしまいます。
怒られないために頑張るのです。誰も怒らないのに。怒っているのは自分なのに。

Aさんは忙しくて疲れが溜まってくると、些細なことにもイライラしてしまいます。←みんなそうなんですけどネ。
例えば、家の中でだらだら過ごしている家族がむかつきます←本当はリラックスできる彼らが羨ましいのです。

今日は「私はあなたたちの召使いじゃなーい!!」と怒鳴ってしまいました💧
「なんで分かってくれないの!?」と思うと、やっぱり私は愛されていないんだ!というボトムラインによる悲しみが昂まり、怒りのコントロールができなくなるのです。
怒りの強さは、大切にしてほしいという思いのに比例します。
Aさんは、怒りのコントロールができない自分を何とかしたいのですが、どうしたらいいのか分かりません😢
そんな自分が大嫌いです。

本当は自分も休みたいのです。←でも、休んでもいいとは思えないのです。
休むことが許せず、手を抜けず、気を緩められないのです。
ゆったり過ごそうとすると罪悪感が出てきます。
なぜなら、自分が幸せになることを許していないからです。
いっそ全てを捨てて、1人になりたいと思います。
彼女が唯一、何も考えずにいられるのは過食の時間だけでした🍰←過食は必要悪なのです。

被害者意識が強いと、「自分がこんなに辛い目に遭っているのは、誰々のせいだ!」と思いがちです。
でも、他人のせいだと思っている限り、その苦しみから抜け出すことはできません。
他人のせいにしている=他人の行動に、自分の身を委ねてしまっているからです。←依存症あるあるです。

「つまり、私が全部悪いってことですよね!」と苛立つ(=傷つく)Aさん。
Aさんは悪くありません。誰も悪くありません。そういう話ではないのです。

p.s.「自分のことかと思いました」とメールをくださった方がたくさんいらっしゃいますが、Aさんは私です。

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