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6月のひとこと

気象庁の30年間の気象データーを分析すると、6月は1年のうちで一番雨量の多い月☂(東京の場合)で、晴れる日の割合はたったの30%だそうです。天気の悪い日が続くとどんよりとした気分になりがちです。そんな今月のひとことは、元気になる「言葉」についてあれこれ書きたいと思います☺

●心は「言葉」でできている
私たちの心は、かけられた「言葉」でできています。
ネガティブな言葉をもらって育った人の心はネガティブになるし、ポジティブな言葉をもらって育った人の心はポジティブです。*ここで言うポジティブとは、自分を大切にできることです。

もらってきた言葉の影響はとても強いのです。でも、あなたがもう大人ならば、これから先の自分の心は、自分にかけてあげる「言葉」でポジティブにしていってほしいと思います✌

●今日の自分ができたことを認める・褒める
夜眠る前に、今日の自分ができたことを褒める!*眠る前が一番自己暗示にかかりやすいからです💤

心がネガティブな人は、できないことに注目し、それを気にして引きずって忘れません。
じゃぁ、心がポジティブな人はというと、できていることに注目し、それを褒めたり喜んだりして忘れないのです。

●PEPTALK(ペップトーク)を使う
PEP は pepper「元気づける」 の短縮形です。
ペップトークとは、「短く、分かりやすく、肯定的な表現で相手を前向きにさせる励ましの言葉がけ」のことです。

私の心に残っているペップトークは、2013年の大相撲夏場所の優勝決定戦で優勝した横綱貴乃花に対して、当時の総理大臣小泉さんが、「痛みに耐えて、よく頑張った。感動した!」と言った言葉です。小泉さんはペップトークが本当に上手な方だなと思いました。

●意外と多く使っているプッペトーク
ペップトークとは真反対の「長くてわかりにくくてネガティブな言葉」或いは「短くてわかりやすいネガティブな言葉」は家庭でも学校でも職場でも、誰に対してもしてはいけないプッペトークです。

たとえば、これから大事な試合に臨む子どもたちに向かって、監督が「いいか、負けるなよ!」「絶対にミスんなよ!」などと声掛けするのがこれになります。否定形+命令口調はもはや時代遅れの叱咤激励と言えるでしょう。

「~してはいけない!」と言われれば言われるほど、そうしてしまうもの。ネガティブな言葉ほど、そっちに気を取られやすいのです。

私たちは、命令口調+否定形で「〇〇しないで!」という言い方を結構ふつうに使っています。子どもに対して、「危ないから走らないで」「間違わないで」「遅刻しないで」「忘れないで」とか、自分に対して、「頑張らないとダメだ」「失敗してはいけない」「嫌われないようにしなくちゃ」「迷惑をかけないようにしなくちゃ」とか。

●意識して肯定語を使う
家庭でも学校でも職場でも無意識に否定語を使っていたりします。「否定語を使わずに会話をしなさい」と言われると、意外と難しいことが分かると思います。

ちなみに「なぜ?」「どうして?」も否定語です。厳しい口調でそう言われれば言われるほど、相手はそれを「問いかけ」とは捉えられず、責められていると感じて思考がストップしてしまいます。そして言い訳を考え始めるでしょう。

この場合、「何が問題でそうなったんだろう?」という風に「問いかける」ことがまさに「問いかけ」になり、問題を解決するための質問になります。

●脳はそれをイメージし、それに向かって行動する
「脳の働き」についてとても重要なことなので、ぜひ覚えておいてほしいと思います。
実は、脳は否定形と肯定形の区別がつきません。否定形であろうと肯定形であろうと、脳はそれをイメージし、イメージしたことに向かって行動するのです。
分かりやすい例だと、駅のホームで「駆け込み乗車はおやめください」とアナウンスされると、みんな慌てて電車に駆け込むとか(苦笑)
ドラマ「ドクターX」で名セリフ「私、失敗しないので!」も、脳の働きから考えると失敗する可能性が高まることになります。ペップトークを使って、「私、どんな難しい手術でも必ず成功するので!」とか「私、成功しかしないので!」と肯定形で自分に言い聞かせる方が成功の可能性は高まります。

●人間は感情の生き物だから
もし、朝起きたら気持がどんよりしていて「今日はなんかトラブルがありそう。嫌だな」と思ったとします。そんな時は、先に書いた脳はイメージ通りに行動するという言葉を思い出して、ぜひ鏡の中の自分に対してペップトークをしてあげてください。
例えば、「今日も素晴らしい一日になるだろう!たとえトラブルが発生しても大丈夫。私はどんなイレギュラーも必ず上手に対応できる。落ち着いていこう」ってね♥

ペップトークは、こうできたらいいな~☺という感覚をイメージして言葉にするのがポイントです☆

●日ごろから自分に言っている言葉をちょっと意識して変えてみる。
「頑張ります!」を「やってみます」に変えるだけでも、自分で自分にかけるプレッシャーは変わります。仕事中に「あ~、疲れた💦」と思ったら、「あ~、よく頑張った!」と言い換えてみてください。気分が違ってくるはずです♪

●自分の味方をしてあげる
本来、自分の一番の味方は自分であり、一番理解してくれる人も自分です。
でも、自己肯定感が低かったり、疲れて心に余裕がなくなっていると、なかなか自分の味方をしてあげることができません。そんなときは、自分の味方をしてくれるサポーターを見つけてください。あなたの味方になることを「仕事」にしている人を頼ってください。

私もその仕事をしているひとりです。皆さまの心をペップトークでやわらかくしたいです☘
今月も皆さまといろんなお話ができるのを愉しみにしております。
どうぞよろしくお願いいたします☺

令和3年6月1日
摂食障害カウンセリング あや相談室主宰
摂食障害カウンセラー 長谷川あや

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