摂食障害専門カウンセリングルーム あや相談室

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8月のひとこと

●見てくれている人はいる
 仕事の行き帰りによく立ち寄る駅ビル内のお手洗い。私がそこに立ち寄る時間帯が掃除の時間と重なるのでしょう。清掃スタッフの女性とよく遭遇します。
 清掃スタッフはふたりいらして、一人の方はすれ違うときに「こんにちは~」「ありがとうございます」とにこやかにおっしゃいます。もう一人の方はいつも不機嫌でぶつぶつ文句を言っています。「誰がこんなに汚すのかしら!!」とか「あ~、早く出てくれないかしら!」」とか。何も悪いことをしていないのに睨まれることもあってなんだかとても不快で残念な気持ちになります。
 同じ仕事でも、笑顔でされるのと文句を言いながらされるのとでは印象が全然違います。文句を言いながら掃除をされる方の方が掃除が上手で丁寧だとしても、間違いなく笑顔で掃除をされる方の方が好印象です。
 あるとき、いつも笑顔の方に私から「いつもありがとうございます」と言ったら、「こちらこそ、いつもきれいに使ってくださりありがとうございます」とお辞儀をされました。なんてステキな人なんだろうと思いました。きっとこの方はどんな仕事をしても良い成果と評価を得られるはず!と思いました。
 それからしばらく経ったある日、またお手洗いで彼女と遭遇したので軽く会釈をしたら、「あら、こんにちは。実は、今日で最後なんです」と言われました。体を悪くされたのかと心配したら、このビルの上層階にオフィスがあるホテル事業をしている会社にヘッドハンティングされてそちらで働くことになったとのこと!!
 えーーー!?アメリカンドリームみたい!!こんなことって本当にあるんですね!!でも大いに納得!!やっぱり見ている人はいるんだな~と感動し、自分のことのように嬉しくなりました♪
・・・そういえば、不平不満ばかり言っていた方も最近お見かけしなくなりました。こちらもなんとなく納得。

●Believe
 信じる力をマイナスに使うと「疑い」に変わります。信じる力をプラスに使うと「信頼」に変わります。
 疑り深い人は信じたい気持ちが強すぎるのでしょう。「疑う」のは心を守る防衛本能の1つですからそれ自体は悪いことではありません。ただ、「信じたいから疑う」の場合、相手のことばかり考えるようになってしまい、自分は(が)どうしたいのかが分からなくなってきます。心の中のモヤモヤした不安は深まるばかり。「信じられたらどんなにいいか・・・」と思いながら疲労困憊してゆき、不信感も膨れていきます。気がつけば24時間その人のことばかり考えています。
 どんな悩みでもそうですが、1人で悶々としている人の視野は必ず狭くなっています。見た目にもそれは分かります。視野が狭くなると目が細くなり視界も狭まるというか。本当に視力が低下してしまう方もいます。目の前の不安を解決したくて頭がいっぱいなんですね。でも全然解決できない。
 こんなときは、ちょっと目線を変えてみると気持ちがパッと切り替わって視野が広がり、「アレ?私なんでこんなに悩んでいたんだろう?」となることが結構多いんです。そのきっかけの1つとして、カウンセリングを利用して頂けるといいなって思います^^
 夏は最も体が緩み心が解放される季節です♪悩んでいることを口から1つ1つ吐き出していくことで、視野や考え方、頭や体に本来の柔らかさが戻ってくると思います☆彡

2015年8月2日
摂食障害専門カウンセリング あや相談室主宰
摂食障害カウンセラー 長谷川あや

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