摂食障害専門カウンセリングルーム あや相談室

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3月のひとこと

●ストレス解消法はありますか?

 2月12日の朝日新聞朝刊「ストレス解消法はありますか?」を読みました。アンケート調査の結果は以下の通りでした。
解消法がある(82%)
解消法がない(13%)
ストレスを感じない(5%)

ストレス解消法があると答えた人にその解消法を尋ねると、
男性  
1位  お酒を飲む
2位  寝る
3位  運動する

女性
1位  誰かと話をする
2位  食べる
3位  寝る
となりました。

男性は、「知人とお酒を飲んでお互いに不平不満を言い合うこと」という人が4割弱、女性は、「解決策は得られなくても、話を聞いてもらうだけで楽になる」という人が4割強でした。

 なるほど~。確かにこの通りな感じがします。でも、人付き合いが苦手な人は、話を聞いてもらうとかえって疲れてしまったりしますよね(^_^;)
だから、女性の場合は「食べること」が1位になることも多いんですよね。もちろん、それを楽しめるならば何の問題もないのですが、痩せていないとだめ!と思い込んでいる方だと悩んでしまいますよね(>_<)
そういう方にぜひ利用していただきたいのが【カウンセリング】です(^_-)☆

 私は皆さんのお友達ではないので、上手に話していただく必要も、気を遣っていただく必要も全っくありません。当然のことながら、皆さんのお話を聞いて、皆さんのことを嫌いになったりすることもありません。ですから安心して、いつでも気軽に、何でも話せる、何でも聞ける場所として、カウンセリングを利用していただきたいと思っております♪

 ちなみに、カウンセリングを受けた日は過食をしたいと思わなくてびっくり☆とおっしゃる方がたくさんいますが、それはカウンセリングそのものの効果ではなく、「楽しく話ができたこと」で心が軽くなり=充実感で満たされ、空虚感を満たすための過食をする必要がなくなったからです。
女性のストレス解消法の1位と同じですね♪ただし、翌日になったらまたいつも通り過食してしまってがっかり・・・なんて方もいらっしゃいます。でも「そこ」ばかりを見ていたら、なかなか前進していけません。
むしろ、「一時的だとしても、心が軽くなれば過食はしないんだ!」という
気づきにしっかりと目を向けて、心が軽くなることを少しずつ増やしていけるよう、モチベーションを高めていっていただければと思います。その気持ちや行為は、必ず、摂食障害の克服へつながっていきます。
 また、カウンセリングを受けたのに過食が酷くなったという方もいらっしゃいます。こちらは、カウンセリングを受けたことによる疲れや安堵感が過食に向かってしまうケースです。この場合の過食は、空虚感をごまかすためのものではなく、がんばってカウンセリングに行った自分へのご褒美なんですよね(^_-)☆なので、できれば責めないであげてほしいです。そして、勇気を出してカウンセリングに行ったご自身を大いに労ったり褒めてあげてほしいと思います。
 渦中にいる方は、自分の体が自分の言うことをちゃんと聞けば・守れば、自分が困ることをしなくなれば、そんな体なら褒めてあげますよ!認めてあげますよ!って言います。私も昔はそうでした。
でも、本当は逆なんですよね・・・。あなたの体は、今の自分をあなたに褒めてもらいたい。そのままでいいんだよ!と言ってもらいたいんです。もしあなたがそうしてあげられたら、あなたの体はあなたの嫌うことは絶対にしなくなります。これ、本当です。だけど、そんな簡単には今の自分を認められない、認めてはいけない「何か」があるんですよね。それが、「本当の問題」です。 
 あや相談室では、皆さんがご自分を好きになれるよう、そのためにはどうしたらいいかもアドバイスしております。皆さんとお会いできる日を愉しみにしております♪

2011年3月1日 
摂食障害専門カウンセリング あや相談室主宰
摂食障害カウンセラー 長谷川あや

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