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34年間の習慣
2006/01/10
来月で、歯科矯正を始めて1年が経ちます。1日も早く矯正器具が外れることを願っていますが、もう少し時間が必要みたいです。 歯科矯正を始めてからというもの、仕方がないとはいえ、多少覚悟していたとはいえ、矯正器具が目立つ口元が本当にイヤで凹みました。でもだからといって仕事を休む訳にはいかないし、ずっとマスクをしている訳にもいかない。とにかくイヤだよ〜!イヤだよ〜!と嘆きながらも、そのまんまの自分でいつも通り生活しました。 で、いつの間にかこの顔に慣れていました(笑)。 最初は食べられないモノも多く、痛みや不快感にも苦しみまくりでしたが、今じゃ全然!!慣れって素晴らしいです♪ でも慣れるまでに、かなりの意識を必要とすることが他に4つもありました。それは矯正器具を頼るだけではどうしようもない、長年続けてきた私の歯と口の癖です。 受け口の人は、無意識のうちに 1)下の前歯を舌で前に押しています(舌の位置が正しくない) 2)口が開いています 3)上下の前歯が付かずにいます 4)下唇が前に出ています(上唇の筋肉が衰えている) これらの癖を全部直さないと、本来あるべき口元・歯並びは作れないのです。 でも、34年間も続けてきた癖なのです。意識して「舌を上の前歯の近くにくっつけ、上下の歯を噛みしめ、口を閉じ、上唇で下唇を覆うようにする」のですが、これが全然続かないのです(>0<)! 気づけば必ず上記の(1〜4)のことを全てしてしまっています。その為、思うように矯正が進まず・・・。 でも「思うように矯正が進まないのは、長年の習慣を一気に解決してしまおうとしている、あなたの無理な意気込みのせい」とドクターからハッキリと指摘され、納得。大いに納得!!(もっと早く納得しろよ〜!って思ったりもしたのですが、やはり「その時」がこないと納得しないというか、やる気にならないというか。でも納得してからは早いというか・・・^^;) それからは、まず舌の位置を意識し・・・寝ているときも夢の中で気を付けるほど意識しました(笑)。 今まで無意識にしてきたことに意識を向け、それを違う形にするのはとても面倒ですごく疲れました。でも本気になってから約1ヶ月経ったある日のこと。自然に舌が上の前歯の近くにくっついていることに気が付いたのです。嬉しかった〜! 最初こそ辛かったけれど、慣れてしまえさえすれば全然苦じゃなくなっていました。 とは言え、今でも気を抜くとすぐに口が開いてしまいます(^-^;)。すぐに歯が浮いてしまいます。でも舌の位置だけは完璧に新しい(正しい)癖がつきました♪ この調子で焦らずに、ゆっくり新しい習慣を身につけていこうと思います。
私が新たな習慣を身につけるべく努力をしているのと同じ頃、カウンセリングに、「20年も過食のある生活を続けてきました。完全に習慣化しています。治せるかどうか自信がありません」とAさんが相談にいらっしゃいました。私的にとてもタイムリーだったので、自分が34年間続けてきた習慣を変えられつつあることをお話しました。 「長年の習慣を一気に変えようとするのは無理なこと。でも このくらいならできるかな?と思うことから、1つずつ具体的にやっていけば、必ず、普通に自然にできるようになります」と。 Aさんは、勇気づけられ、とても納得できたとおっしゃり、それからは毎月、カウンセリングでお会いするたびに、今のご自分にできることを一緒に考え、次のカウンセリングまで続けられそうな「宿題」をご自分で決め、長年の習慣を変えていかれました♪ 少しずつ少しずつではありましたが、確実に目に見える変化がありました。Aさんと私の変えるべき習慣は全く接点がありませんでしたが、私もとても励まされました。
2006/01/10
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