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一人暮らし
2003/08/25
はい上がっていくのはすごく勇気が必要で、すごく大変なこと なのに。なんで落ちていくのはこんなに簡単なんだろう・・・。
アッと言う間に、夏休み前の生活リズムに戻ってしまった。 お風呂に入らない。顔も洗わない。歯も磨かない。 何もかもが面倒臭い。なのに食べることだけはしっかりと できる。全ての欲が食欲と化した感じ。
私以外の家族は、みな自分らしく、活き活きとしていた。 どうしても自分らしさを見いだせない私にはそれだけで 充分辛かった。 この家には居られない。居たくない。 この家には私の味方をしてくれる人が一人もいない。 摂食障害になる前からずっとずっとそうだった。 私の味方をしてくれる人なんて誰もいなかった。
「一人暮らしをしたい」 母も父も全く反対しなかった。 翌日には母と一緒に不動産に行った。復学するかもしれない短大と 実家の、丁度真ん中にある駅近くにアパートを借りた。
かくして私の一人暮らしはいきなり始まった。嬉しかった。 母も嬉しそうに思えた。娘に家の中をぐちゃぐちゃにされるより、 見えないところにいてもらった方がはるかに楽なのだろう。
一人暮らしを許し、仕送りまでもらっているのに、 私は親に感謝1つできなかった。何をしてもらっても、何を してもらえなくても、母への不平不満、そして不信感が 癒えることはなかった。
最初こそ一人暮らしを謳歌していたが、そのうち だんだんまた調子が悪くなっていった。
実家でも一人暮らしでも過食するときはするんだね(^-^;)。 一人暮らしの方が気は楽。何をしようがしまいが私の勝手だから。 でも寂しいときはとことん寂しい。 誰とも会わないと、話さないと、本当に私はひとりぼっちなんだと 思った。私の存在を世界中の人から拒否されているような気持ちに なった。
2003/08/25
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