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もうどーでもいい(2)
2003/05/21
短大に入学した時の私の体重は38キロだった。でもだんだん 過食を止めることができなくなってゆき、拒食と過食の繰り返しに 苦しみ続けた。 そして1年生の冬に私の体重は42キロになってしまった。 それに耐えきれなくなり休学した。 今思えば「全然okじゃん?」って思う 体重だが、当時の私にとって「太る」ことは「完全自己否定」 以外のなにものでもなかったのだから仕方がない。
廃人となり、1ヶ月過食しまくった。食べたいものだけを 食べ続けた。野菜とかキノコ類とかは全然口にしなかった。 とにかく今まで「食べてはいけない!」としていたものだけ とことん食べた。そして食べ尽くした。
1ヶ月後、私の体重は82キロになっていた。 どんどん増えていく体重計の針を「一体どこまで太るん だろう?」とまるで他人事のように見つめていた。
ところが82キロになったのを機に、私の体重がそれ以上 太ることはなかった。
コンビニに行ってふと思った。「もう食べたいものがない」
その思った日を境に私はのど元まで食べ物を詰め込もう とは思わなくなっていった。 いつでも食べられる。そう思ったら無理して食べることは ないじゃんかって思ったのだ。
心はボ〜ロボロ。でも食べたいものを食べたいだけ食べた私の体は 本当に満足したのだろう。ホッとしたのだろう。 食べたいものは日に日に分からなくなっていった。 コンビニに行ってもうろうろして帰ってくる日が増えていった。
そして「久しぶりに野菜が食べたいな」と思うようになった。
2003/05/21
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