他力本願の卒業(1)
当時の私(拒食から過食に移りつつある時期)は
「摂食障害を治すための努力」はあまりしていませんでした。
摂食障害を「治す」ことよりも何よりも
とにかく「痩せている」ことが大切だったからです。
だからこの邪魔をする「過食」を止めることが
当時の私にとって一番重要なことでした
この時期の私は毎日があまりに辛く、
「お願いだから誰か助けて!誰か治して!」という状態に
陥っていました。
克服の段階で言うならば「他力本願」の段階です。
全てが駄目になってしまい、過食し続けて1ヶ月後。
私の体重は82キロになりました。心はボロボロ。でも
当たり前かもしれませんが、この間に「反動の過食」は
無くなっていました。
すると新たな問題が出てきました。
過食をする気がなくなったら、いくら食べたいだけ
食べても、寝たいだけ寝ても、それだけでは1日が
終わらなくなってしまったのです。
食事をしていない時間が増えるにつれて
私は(廃人になる前の時の自分のように)また
体重や体型、これから先のことに対する不安や焦りを
強く感じるようになっていきました。
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