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離れて暮らしていると、お嬢さんの状況がよく分からないので、さぞや
ご心配だと思います。でも離れているからこそ、電話やメールを使って
素直な気持ちを伝えられるってこともあるんですよ。
何かしてあげたい!と思われるのも当然ですが、できるだけ自然体で、
いつもどおりのお母さんで接してあげてほしいとも思います。
お母さんが気を使いすぎてしまうと、お嬢さんも気を使ってしまい、
素直な気持ちが言い辛くなっていってしまうからです。
「辛かったら帰っておいで。ここはあなたのうちなんだから」
「いつでも電話(メール)しておいで」
「お母さんにしてほしいこと、できることはあるかな?」
このような愛情のある言葉を伝えてあげると、お嬢さんは、自分の
気持ちを受け止めてもらえたことに喜び「お母さんに話して本当に
良かった」と思うでしょう。
その延長で「私はこのままでいいんだな」と思うことができたらい
いなと思います。
でも、同じ言葉でも叱咤激励調にしてしまうと、かえってお嬢さんを
傷けてしまいます。
「やっぱり私は駄目なんだ」「お母さんにはもう相談しない!」と
なってしまうでしょう。
うまく言葉にして返せない時は、無理に返す必要はありません。
こういう時ほど「なにか言ってあげなくちゃ!」と焦って、叱咤激励
してしまうものです(^-^;)。
こんな時はお嬢さんの言った言葉を復唱してみてください♪
「辛いよー」って言われたら「辛いんだね」って。
「どうしたらいいんだろう」と言われたら「そうだね。どうしたらいい
だろう」って。
こうすることで、一緒に考えてあげつつも、お嬢さん本人に答えを出すよ
うに促していくことができます。
また、こういう言い方をしてあげていけば「一人でやってみる」と言った
お嬢さんの気持ちを尊重しつつ、応援してあげていることにもなります。
なんでも相談できる人、頼れる人がいる。でも最後は必ず自分で決める。
サポーターや家族が↑こういう人↑になってあげると、彼女は自分の
したいことやできることを、自分で考え、自分の力でやっていけるように
なっていきます。
摂食障害の克服にはこれがとても大切です。
でももう既に一人で病院に行けたお嬢さんです。
今の自分を応援してくれる人が一人でもいれば(それがお母さんであれば
鬼に金棒です♪)安心して、今後も自分のしたいこと、できることに
少しずつ挑戦していけると思います。
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