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ありこさん、こんにちは。
えー、うちの場合、私が女房からコクられた経緯はこんなんでした。
・結婚前、私の家に来たとき泣きながら告白(寝しなに)
私には何がつらいのか良く理解できなかったし、摂食障害というもの知識もなかったので、「そうなんだー」と言うばかりでした。あまり気にせず。
・やはり気になって摂食障害の本を買う
あまり気にしていなかった、というかそれほど大変な事には思えなかったのですが、それでもやっぱり知っておいた方がよさそうと思い、摂食障害の本を買いました。
・愛で治すんだ!愛で!も長続きせず
その本には結局「愛情でしか摂食障害は治せない」みたいな事が書いてありまして、モロに真にうけ、「よし!俺の深〜い愛で治してやる!」と思ったのですが、そんな気負いは長続きするはずもなく、忘れていってしまいました。本も古本屋に・・。まだつき合いが浅いということもあってか、女房は私につらさを言ったりすることもない(そのころは本当に何もつらくなかったようで)ので、忘れていってしまうのも当然と言えば当然ですが。
・子育て開始でぶり返し
結婚後上の子を出産。そこまでは女房も極めて状態がよく、我が家には摂食障害の影はまったくありませんでした。しかし、子育てが始まるとやはりストレスで過食がぶり返したようです。しかし、女房は私にその事を言わず、私が出張したときなどを見計らって過食をしていたそうです。
・「実は過食してる」と言われる
ある日、「あんたが出張してる時に過食してる」と言われ、そのときは「世界にゃ食えないで死んでいく人がたくさんいるのに、食べ過ぎて落ち込むなんて不謹慎だ!」みたいなことを冗談めかしく言えるほど、まだ私には「いったい何が問題なのか」がわかりませんでした。
・夫婦げんかの大盛り上がり
だんだん、些細なことで夫婦げんかをするようになり、そうなった時、少しずつ女房は摂食障害のこと、自分の今のつらさなどを語り始めました。ケンカのたびに私も激怒してしまっていたのですが、ケンカが終わって冷静になると、女房の語ったことだけが残り、少しずつ無意識のうちに「何が問題なのか」がわかってきたように思います。
・第二子出産でさらにピーク
そんな状況でよせばいいのに下の子を妊娠・出産。女房の子育てストレスはピークでした。毎日過食するということはありませんでしたが、いやなことがあったり、夫婦げんかするとすぐ過食に走ってました。もちろん、私に見られないように。「過食の原因はあんただ!」みたいな事も言われ、かなりむかつき「離婚じゃ!」などと言ったことも数知れず。全ての矛先はどんどん私の方に向いてきて、ここらへんでようやく私も「自分にも大いに関係のある問題」と認識。ずいぶん時間がかかりましたなー。
・ようやく「なんとかせねば」でも空回り
過食が増えるということはなかったのですが、女房の状態はますます悪化。もともと明るい性格なのに、常に眉間にしわが寄るようになり、気持ちがとっても不安定。なのに子育てはしっかりやらねば、という思いだけは人一倍強く、それがまたストレスになったようで、夫婦げんかも頻繁になりました。そのころ、私もようやく「なんとかせねば」と思うようになり、こうしたらどうか、こう考えればどうか、など言うようになりましたが、全くの逆効果。「あんたはそれができるかもしれないけど私にはできないのよぅ!」とか「あんたにみたいな普通の人にはわからないんだから、とやかく言わないで!」とか、火に油状態でした。今考えればそんなアドバイスめいたことは聞きたいわけじゃなく、ただただはき出したかったのだから、ただ聞いてあげればよかったんですけど。まぁ過程としては必要だったのかなとも思います。
・あれ?このところケンカしなくなったね
結局、ある時期から女房は自力であっという間に回復してゆきました。そこらへんの経緯は置いておいて(と言うか、私にはなぜ回復したのかよくわかってません)、ふと気が付くとあれほど頻繁だった夫婦げんかもほとんどしなくなり、相変わらずたまーに過食したり、落ち込んだり、ハイになったりしてますが、だからといって問題になることはなくなってきました。何より、私を責めるような口調がほとんどなくなりました。「あーストレスたまったから過食するねー」なんて平気で言うようになり、それを私が心配するということもなくなりました。
あれ?女房が私にどう摂食障害のことを打ち明けたのかを書こうとしてたのに、「ある夫婦の実録」になってしまいました(^^;)すみません。しかも長っ!
「夫婦の関係」というのはそれぞれなので、これはあくまで「我が家の場合」という話になるのですが、最初は隠そうとしていた女房も、少しずつ少しずつ、自然に私に伝える(というより、はき出す)ようになったと思います。もしいっぺんに全部言われても、私は全く理解できなかったと思います。
ありこさんが意識して少しずつ折を見て旦那さんに打ち明けるようにするのでも良いと思いますし、ありこさんが「もー辛抱たまらん!ぶちまけたい!」と思ったときにガンガン旦那さにに打ち明けるのでも良いと思うし、いずれにしろ、ありこさんが一番安心していられる夫婦関係であることが何よりだと思うんですよね。旦那がどう思うか、どう反応するかなど考えすぎず、「まず自分」で行くのひいては旦那さんのため、家族のためになるように思います。うちなんざ、私の気持ちや反応なんてお構いなしだったので、それが良かったのかもしれません。いえ、決して愚痴ではありません(^^;)
長い割に中身がなくてすみません。お!仕事せねばー。
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