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「何がいけなかったのだろう」「どうしたら治るんだろう」
ご家族の方ならば誰でも思うことだと思います。
でも摂食障害は1つの原因だけでなる病ではありません。
本人にも気づかないくらい小さな「きっかけ」の積み重ねで
表に出てきた問題です。
そして克服していく時も、小さな「きっかけ」の積み重ねだと
思うのです。
今日のパティオで頻繁に出てきた「きっかけ」は良いことばかりじゃ
ありませんでした。
両親の喧嘩、医師の一言、親の鬱、入院などなど。
でも何がきっかけになるのかは誰にもわかりません。
だからこそ、ご家族の方も、ご本人も、今の自分で実行可能なことを
1つでもいいから行動に移していってほしいと思いました。
何かすれば、必ずそこに新しい風が入ってきます。
「それが良い風かどうかわからない」「失うものの方が怖い」
そう思うとなかなか行動に移す勇気が出せないという方も
いらっしゃいましたが、ここで大切なのは結果ではなく、
新しい風を「入れる」ことなのです。
もちろんすごく勇気が要ると思います。言うほど簡単なことではないと
思います。
でも何かすれば必ず「今の循環」は変化していきます。
もしかしたら新たな悪循環が始まるかもしれません。でもそれを怖がって
風が全く入らない生活をしていくよりも「新しい風が入ってきたら、
そのときまた考えよう!」と思った方が確実に前に進んでいける気が
いたします。
抽象的な言い方になりましたが、まずは今日みなさんが答えてくださった
「したいこと」。今すぐに!は無理でも、その準備や下調べなどから
始めてみたらどうかと思いました。
なにか新しい風を感じた時は是非教えていただきたいと思います。
本日はお忙しい中、パティオに参加していただき、本当にありがとう
ございました。
またみなさんにお会いできる日を楽しみにしております。
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