あや相談室 家族の掲示板
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メディアの影響力 あや 03/2/22(土) 0:38
  Re:メディアの影響力 ピアーチェ 03/2/22(土) 10:36
  Re:メディアの影響力 ワタナベ 03/2/23(日) 5:13
  北朝鮮報道についても然り あや旦那 03/2/23(日) 22:15

メディアの影響力
 あや  - 03/2/22(土) 0:38 -

引用なし
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   先進国の摂食障害者の増加の著しかった年は必ず
テレビや雑誌で、細くて若い子がもてはやされています。
このことからも、メディアの影響力がいかに強いが
分かります。
多感な思春期や生まれつき感受性の高い子は
こういう情報に流されやすくみんなに好まれるであろう
「形」にこだわり過ぎて摂食障害に陥ってしまう傾向が強い
のです。
ロンドンでは15歳の女のこの15人に1人は拒食症
と言われています。痩せすぎのスーパーモデル
を雇うことを法律的に禁止したほどです。
また、アルゼンチンでは流通している服が細すぎる
ことを指摘し、現実的な服のサイズの製造をメーカーに
義務付けました。 

日本は未だに何の対策もとられていません。でも
対策がとられれば摂食障害者が減るという状況ではもはや
ないようにも思えます。現に欧米がそうです。
ですが欧米では政府がこういう姿勢を見せたことで
摂食障害への偏見を無くし、きちんとした理解や知識を
提供できたわけです。

細すぎる人がテレビでバンバン出ていると、ああなりたい!と
女性が思ってしまうのは何処の国でも同じです。
華奢なお子ちゃまアイドルがテレビでもてはやされてから
急激に小学生の拒食症が増えたのも、非常に分かりやすい。

摂食障害に陥る原因は1つだけではありません。
いくつかの要因が重なって(リンクして)いくうちに悪化していくのです。
だからその中のどれかを「あれが悪い、これが悪い」と
言っていても全然良くはなりません。
誰かが勇気を出してそのリンクを断ち切っていかねば
ならないのです。
そうすれば必ずリンクは崩壊していきます。
摂食障害者に、特に未成年にこれを自分でやれ!というのは
非常に酷な話です。

痩せすぎの人が普通に扱われているのですから
それが普通の体型だと間違ってとらえてしまうのも無理も
ありません。でも冷静に見れば普通ではありません。
やっぱり細すぎだと私は思います。
人の体型は細いか太いかだけではないのに・・・。

摂食障害への偏見を高めるような報道ばかりせず、
ロンドンやアルゼンチンのように、健康的な生活を安心して
維持できる環境つくりとそのための指導を政府やメディアに
強く願います。

Re:メディアの影響力
 ピアーチェ  - 03/2/22(土) 10:36 -

引用なし
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   私は、摂食障害になって20年の主婦ピアーチェと申します。
御家族の掲示板に突然参加して申し訳ございません。

あや先生の御意見を拝見して、深く賛同して、書かずにはおれませんでした。

私はメディアの力というものが、常々本当に恐ろしいと思っております。
もし、メディアにおいて、ファッション界において、いや社会において
スレンダーな人ではなく、かなり太めの人がもてはやされていたとしたならば、
私は間違いなく、太ることに全力を注いでいたことでしょう。
大都市には、流行の衣服をまとった太めな女性が溢れ、TVや雑誌では
「この春、絶対太る!」などという文句が踊っていたかもしれませんね。

社会のニーズに敏感に反応して、それに自分の固体を合わせようする、
行き過ぎた気持ちが、私の問題なのは分かっています。
これが、いわゆる「いい子」で育ってしまったゆがみの1つとも
言えるでしょうが・・・

せめて健康体型と言われる女性が、メディア市場に出回っているならば、
こんな病気がまるでウィルスのごとく波及してしまうことは無かったと思います。

今も貧困にあえぐ国では、ふくよかな女性が美人と言われるとか。
ものすごい勢いで世間に浸透した、豊かと言われる国の美容整形や子供の痩せ願望。
火に油を注ぐようなTV番組や雑誌。
「本当に恐ろしい」という思いで、見つめています。
自分も大きく揺れ動くのを、非情に情けないと感じながら。

Re:メディアの影響力
 ワタナベ  - 03/2/23(日) 5:13 -

引用なし
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   あやさん、こんにちは。
ワタナベ旦那です、自分自身の意見を書く事が多くなってくることと思うので
今後はハンドルネームをワタナベだけで書きますね。

あやさんの書いていたこと、どの方向に関しても言えますよね、メディア、本当に制作している方々は流す事がその後どんな影響を及ぼすのかという事、もう少し考えてもらいたいですよね。
今の日本みたいな状態では特に自分自身が強くいられる人でないと間違いなく知らない間にそういったメディアの情報の渦の中に巻き込まれてしまいますからね。
どの方向の情報に対しても簡単に人が思ってもいなかったような偏見を与えることは容易に出来てしまうことが実に恐ろしく思います。

様々な情報が飛び交う中、インターネットが少しでも自分自身で正しい情報をキャッチ出来る手段とて使われる事を痛切に願いますよ。

そういう意味でもここのあやさんのサイトに辿り着いた方々はみなさん自分自身で正しい情報を得ようとしている訳ですからね。

僕も子供がいるので特に思いますが、小学生などの事も本当に心配です。

北朝鮮報道についても然り
 あや旦那  - 03/2/23(日) 22:15 -

引用なし
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    「メディア」についての話が出たので少し。あまり摂食障害とは関係ないかも知れませんが。
 最近の北朝鮮報道については、NEWSを見ていても何か目に余るものがあります。北朝鮮のドラマを紹介してその裏を探ったり、フリージャーナリストなる人が北朝鮮に行った際、市民が明らかに困惑するであろう質問を投げかけ、「ほれ見たことか、こんなに市民は政府にだまされている」とう主旨の報道をしてみたり、はたまたスポーツ試合の為に訪れている人たちを、一定の視線でのみ報道したり・・・。これはNEWSではなく、単なるワイドショーネタです。
 「真実」というのは、見る方向によって様々な形に見えるものです。「先入観」という方向から見れば、それに収まりきるだけのものしか見えてきません。また、大衆に迎合しようとする視線からは、真実の片鱗すら見ることはできません。
 「あや相談室」にも様々な取材の申し込みがありましたが、半数以上は北朝鮮報道と同様、一般の人が持つ摂食障害への先入観をそのまま報道するものか、またはおもしろおかしく、ただただ「あー大変な人もいるんだねー」ということに終始するであろう報道の形か。そんなもんだったと女房も話していました。
 もちろん、私から見ても、ちゃんと報道してくれた、と思うものもあり、メディアも捨てたもんじゃないと思いましたが、そう思えたのはごくわずかです。「こりゃひどい!」と女房と憤慨しまくったこともありました。
 報道と言うのは、視聴サイドとの明確な信頼関係の上で成り立つものだと思っているのですが、昨今の報道を見る限り、どう見ても無作為にしかも、視聴者の影響を考えず、ただ商業主義的にタレ流すという風潮が多いように思います。
 そういう意味では北朝鮮のあのキモチ悪い報道とさして代わりがないように思えて仕方ありません。
 やはり、見る側が報道側の意図をちゃんとくみ取って偏見や迎合してくる部分は取り除く、報道されることが全ての真実ではないと思って観る、少しでも疑問に思うことはネットなので他の方面からの情報をみる、など自分なりに見方を考えないといけないのかなぁと思ったりします。
 ひさしぶりにおカタいことを書いてしまいました。失礼しました。

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