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摂食障害を家族に持つご両親たちの、苦悩がひしひしと伝わる思い出この掲示板を読ませていただきました。実は私は、その摂食障害本人です。ようやくこの地獄のような食生活から抜け出そうと自発的に考えるようになり病院へ通っています。特に年頃の思春期のお子様が摂食障害で苦しんでおられるご家族の方々は、日に日にか細くなっていく我が子の姿に身を斬られる思いでじっと見守っていらっしゃることでしょう。
でもどうか、悲しまないであげて欲しいのです。私の経験から、家族の方々があまりに悲観的に、そして自分以上に摂食障害のことを悲しまれると、余計に追い込まれてしまうのです。たとえ、休学を余儀なくされても、また、退学されたとしても、将来が台無しにはならないと思います。ただ少し予定より停滞しただけだと考えてあげてください。食べて吐くことで自分の将来を閉ざしてしまったという罪悪感は、摂食障害の人にとって、さらに自分への自信を喪失してしまう負の要素にしかなりません。たかだか体重で、たかだか食べることで自分はこれからの人生をダメにしてしまったのか…そんな罪悪感がさらに症状の悪循環を招きます。また、ご家族の方が必要以上に悲観されることによって、お子さんはきっと打ち明けたことを後悔するでしょうし、それはますます孤独感を増すばかりです。大切なのは、もっと楽しい食事の方法があるということを思い出させてあげる、ということではないでしょうか。カウンセラーでもないのに、生意気なことを言ってごめんなさい。
最後に、自分を支えてくれている身近な人が、いかに自分と同じように葛藤しておられるかがわかり、あらためてこの病気を克服したいと勇気付けられました。ありがとうございました。
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