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もうどーでもいい(2)

短大に入学した時の私の体重は38キロだった。でもだんだん
過食を止めることができなくなってゆき、拒食と過食の繰り返しに
苦しみ続けた。
そして1年生の冬に私の体重は42キロになってしまった。
それに耐えきれなくなり休学した。
今思えば「全然okじゃん?」って思う
体重だが、当時の私にとって「太る」ことは「完全自己否定」
以外のなにものでもなかったのだから仕方がない。

廃人となり、1ヶ月過食しまくった。食べたいものだけを
食べ続けた。野菜とかキノコ類とかは全然口にしなかった。
とにかく今まで「食べてはいけない!」としていたものだけ
とことん食べた。そして食べ尽くした。

1ヶ月後、私の体重は82キロになっていた。
どんどん増えていく体重計の針を「一体どこまで太るん
だろう?」とまるで他人事のように見つめていた。

ところが82キロになったのを機に、私の体重がそれ以上
太ることはなかった。

コンビニに行ってふと思った。「もう食べたいものがない」

その思った日を境に私はのど元まで食べ物を詰め込もう
とは思わなくなっていった。
いつでも食べられる。そう思ったら無理して食べることは
ないじゃんかって思ったのだ。

心はボ~ロボロ。でも食べたいものを食べたいだけ食べた私の体は
本当に満足したのだろう。ホッとしたのだろう。
食べたいものは日に日に分からなくなっていった。
コンビニに行ってもうろうろして帰ってくる日が増えていった。

そして「久しぶりに野菜が食べたいな」と思うようになった。

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