体の声に耳を傾けて(2)
過食してしまい、翌日の友達との約束に行きたくなくなって
しまったとします。
どうしてもその人に会いたくないならば、相手にどう思われようと
仕方ありません。相手も自分も傷つけない言い方をして
(つまり嘘も方便)かつ、ちゃんと謝りましょう。
でも「どうしても会いたい。でも・・・」ならば
「でも・・・」の前にある気持ちを優先してほしいと思います。
先に書いたように、その時のあなたの体が「会った方がいいよ♪」と
思っていることだからです。
会いたいのに会えないと、体の声を無視した自分をどうしても
責めてしまいます。当然現実逃避の過食にも拍車がかかります。
この顔で、この体で会うのは辛い・・・と思うならば
友達に会ってすぐにこう言ってみてはどうでしょうか?
「昨日さ~、なんかむかついてさ。
すごい食べちゃったの。で、朝起きたらびっくりだよ!
顔がすごいむくんでるんだもん。落ち込んじゃったよ~。
でも○ちゃんには会いたかったんだぁ。だから頑張って来ちゃった
えへへ(笑)」
これを言えると、あなたは○ちゃんと一緒にいる間中ずっと
思っていたであろう「○ちゃんは私のことすごい太ったなって
思っているんだろうな・・・」から一気に解放されます。
同時に、これを気にし過ぎて会話を楽しめなかった(>~<)!と
いう結果も回避できるでしょう。
なぜならばその場で○ちゃんの意見を知ることが
できちゃうからです。
知ってしまえばもう「~かもしれない」と不安がる必要は
なくなるからね(^-^)。
この時の○ちゃんの意見はいろいろです。
「え~!別にむくんでないよ」
「私も嫌なことがあるといつも食べ過ぎちゃうの(^-^;)」
「そんなことなんで気にするのぉ?」
「私はそういうことはしないんだけど、こういうことを
しちゃって凹むんだよねー(苦笑)」
「そういうときはこうしたらいいよ♪」
・・・みたいにね。
10人に聞けば10人の「素直」なリアクションをもらえます。
このように私が気軽に言えば、相手も気軽に自分の意見を
返してくれました。
但しこれはしつこいけど、その時の私の体が言いたい!と
思った人に言いたい!と思ったことだけを気軽に言った時の
ことですよ!
このやり方に変えてから、私は、会いたいと思う人たちと
より良い関係を築いていくことができ、
会いたくないと思う人たちとは無理に付合わなくなったことで
気持ちがすごく楽になりました。
そして少しずつ「過食してもしなくても会える人・行ける場所」が
増えていきました。
これが私が、摂食を生活の障害と感じないようになっていけた
大きな理由だと思います。