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12月のひとこと

 早いものでもう12月☆
去年に比べ、街に流れるクリスマスソングはポップで賑やか。イルミネーションもゴージャスで明るく感じます。震災後の節電や自粛の反動もあるかもしれません。

●ネガティブな考え方を疑ってみる
 細くて軽い足輪におとなしくつながれているサーカスの象。「本気」になれば、「その気」になれば、こんな足輪いつでも簡単に壊せます。この象はこどもの頃は重くて頑丈な足輪につながれました。でも、しばらく経つとその頑丈な足輪は必要なくなりました。彼は、この細い足輪はとても頑丈で重くて決して壊せないし、壊したところですぐに捕まり罰を受ける。自分は決して自由にはなれないんだと思い込んでいます。
 これは、私たちにも言えることかも知れません。絶対に外せない・壊せないと思っている(他人には見えない)あなたの足輪はもしかしたらそんなに頑丈じゃないかもしれません。あなたが安心できる場所や人に出会えた時は勇気を出して、過去でも未来でもなく、「今・ここ」での事実を感じてみてほしいと思います。

●邪魔をするのは誰?
  『成功を邪魔するものは、結局自分自身である。世間は誰一人として邪魔しない』は、松下幸之助さん(松下電器産業(現:パナソニック)の創業者)の言葉です。
 人は、成功や幸せを掴みそうになった時、自分からそれを壊しにかかることがあります。幸せになりたい!と思いながら、実は幸せになるのが怖くて、そうなれなかった時のショックを和らげるための自己防御として、幸せになりつつあるところで自らそれを壊しにかかってしまうのです。
 「なんで私だけいつもこうなの?」「なんで幸せになれないの?」と悩まれている方の中には、自分で作り上げた脚本やオチ(自己防衛法)を繰り返していることに全く気づいていない人もいます。まずは何度も繰り返してきた脚本とオチに気づくことが大切です。じゃないと、幸せになるためのそれに変更・修正することができないからです。ただ、「自分は幸せになる価値がある」という人として当たり前の権利を認めたり信じる勇気と訓練で、その思いに相応しい脚本やオチにしていくこともできます。
 カウンセリングでは、皆さんが気づいていない(或いは気づいているけど変えらずにいる)ネガティブな脚本やオチの存在にまず気づき、次に幸せを掴むための新しいシナリオとオチを作成するお手伝いをしております♪ 「もしかしたら私はそうかも・・・」と思われた方はぜひご相談ください。
 最後にもう1つ、松下幸之助さんの言葉です。「今まで何度もやってみたんだが出来ないんだ、と決め込んでいることが我々の身のまわりには意外に多いのではなかろうか。ときには自分の考え、また自分をとらえている常識や既存の知識から解放され、純粋な思いつき、というものを大切にしてみてはどうだろうか」
ときには・・・・は安心できる場所と人を選んで、純粋な・・・・はささやかな思いつきをスルーせずに。まずはそこからトライしていくと良いのではないかと、私は思います☆

2012年12月1日 
摂食障害専門カウンセリング あや相談室主宰
摂食障害カウンセラー 長谷川あや

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