摂食障害専門カウンセリングルーム あや相談室

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8月のひとこと

●花を買う
 野原や庭で勝手に育つ・勝手に咲く生命力の強い花が好きです♪可憐な花もいいけど、元気でかわいらしいお花が好きです。
お気に入りは、後から後からたくさん花を咲かせてくれる我が家の庭に咲く
マーガレット。眺めていて癒やされるというよりは、元気をもらえる感じです。
 体や心が弱っている時は、ぜひお花屋さんに寄ってそのときの自分が求めている花(香り)を買ってみてください(^_-)☆
弱った体や心には、美味しいものを食べたりぐっすり眠るという方法と同様に、香りを嗅ぐことも良質な休養や癒やしになります。
 入院されている方のお見舞いに行くときに花を持って行きますよね^^
花は、香りという栄養をその人に与え、その人の持っている邪気(病気などを起こす悪い気)を吸い取ってくれると言われています。だから病室に活けた花は、お部屋に飾っているよりも早く枯れたりします。でもそれは、花が邪気を吸ってくれた証拠。花が枯れていくのと同時に、体と心が癒やされ、元気になっていく方も多いはず。
 ただ、先に書いたように、その時々によって心や体が求めている花(色、香り、好み)は変わってくるので、入院されている方に花を持って行くときは十分な配慮が必要です。色や香りがきついお花はやめておいた方が良いでしょう。
 自分のためでしたら、花以外にもお香やアロマオイル、入浴剤、ルームフレグランスなどもいいですね。疲れた時のために前もって用意しておくといいですね(^_-)☆私はその時の気分によって選べるように、いろんな香りのアロマオイルや入浴剤をストックしてあります。最近のお気に入りは、乾いた後も服やタオルに良い香りがほのかに残る洗濯用洗剤です♪洗濯物を干したり畳むひとときが楽しくなりました。
 渦中にいたころは、お花や植木を買うのも育てるのもいやでした。だって何を買ってきてもすぐに枯れてしまうんだもの(涙)。でも、今はそんなことは滅多にありません。きっとあの頃は、買ってきた花や植木が一生懸命、私の邪気を吸い取ってくれていたのかもしれませんね。

●甘えて甘えられて、支えて支えられて

 いつも拝見している、料理がとても上手なクライアントのIちゃんのブログに書いてあったコメントです。
↓↓↓
【日本の母親は子供に、『人に迷惑をかけてはいけません』と教える。しかしインドでは、『お前は人に迷惑をかけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい』と教えるらしい。これを聞いて、なるほどと言わずにはいられんかった。こう教えられて育った子はきっと心にゆとりのある人間に育つんだろうな。誰にも迷惑をかけずに生きられるわけないもん。】

インドのお母さんたちの言葉、とてもステキですね!
早速、息子たちにも話してみたら、「日本よりインドの教えの方がいい!」と言っていました。 同感です。誰にも迷惑をかけずに生きていくことは無理だもの。誰かに迷惑をかけ、誰かに迷惑をかけられるからこそ、感謝する気持ちや思いやりの気持ちを育んでいけるのです。
 人に迷惑をかけてはいけません。逃げてはいけません。続けなければなりません・・・ってなんでもかんでも「いけません、いけません」って言われたり、「こうあるべきです!」と言われて育つよりも、インドのお母さんたちのように、「迷惑をかけて当然、弱くて当然。だからこそ・・・」と言われて育つ方が、子供は萎縮せずにのびのびと体であれこれ考えて学んで成長し、しっかりとした優しい大人になれる気がします。

2011年8月1日
摂食障害専門カウンセリング あや相談室主宰
摂食障害カウンセラー 長谷川あや

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